開業届とは何か
チャットレディは、業務委託で働く個人
パートのように雇われて給与を受け取る働き方ではありません。報酬を受け取り、自分で申告する立場になります。開業届は、その立場を税務署に届け出るための書類です。
出していなくても、申告はできる
開業届を出していないと確定申告ができない、ということはありません。届出の有無と、申告の義務は別の話です。出していないまま働いている方も、必要な場合は申告を行います。
目安を過ぎていても、出すことはできる
始めてから数ヶ月経って気づく方がほとんどです。目安の時期を過ぎていても、届出そのものは受け付けられます。遅れたからと諦める必要はありません。
出す最大の理由は、青色申告
開業届そのものに、税金が安くなる効果はありません。意味を持つのは、青色申告を使うための前提として出す場合です。判断の軸は、青色申告を使うかどうかに置いてください。
青色申告で変わること
控除額は3段階
青色申告特別控除は、条件によって額が異なります。複式簿記で記帳しe-Taxなどで申告する場合は最大65万円、複式簿記のみの場合は55万円、簡易な帳簿の場合は10万円です。手間と控除額が連動しています。
- 複式簿記+e-Tax等:最大65万円
- 複式簿記のみ:55万円
- 簡易帳簿:10万円
使うには、事前の申請が要る
青色申告は、申告のときに選べばよいものではありません。青色申告承認申請書を、開業日から2ヶ月以内、または適用したい年の3月15日までに提出します。期限を過ぎると、その年は使えません。
帳簿を付け続ける手間がある
控除を受けるには、日々の収入と経費を記録する必要があります。家事と育児の合間にこの作業を続けられるかが、現実的な判断材料です。会計ソフトを使うと負担は軽くなりますが、ゼロにはなりません。
青色申告が使えない場合がある
事業所得と雑所得という区分
業務委託の報酬は、事業所得になる場合と雑所得になる場合があります。青色申告の対象になるのは、事業所得のほうです。開業届を出したからといって、自動的に事業所得と認められるわけではありません。
判断されるのは、規模と実態
収入の規模、継続して行っているか、帳簿を付けているかなどが見られます。週に数時間の稼働で収入も小さい場合は、雑所得として扱われることがあります。どちらに当たるかを自分で決められるものではありません。
迷ったら、税務署に聞くのが確実
自分の働き方がどちらに当たるかは、個別の事情で変わります。稼働の頻度と収入の見込みを整理して、税務署の相談窓口や税理士に確認してください。先に確認しておけば、申請の手間が無駄になりません。
どちらの区分でも、記録は残す
青色申告を使わない場合でも、収入と経費の記録は申告に必要です。報酬の明細、交通費、仕事用に買ったものの領収書は、月ごとにまとめて保管してください。年末にまとめてやろうとすると、ほぼ確実に抜けが出ます。
扶養との関係
税の扶養は、所得の額で決まる
配偶者控除などの税の扶養は、本人の所得がいくらかで判定されます。届出を出したかどうかは、判定の基準ではありません。基準となる金額の考え方は扶養と税金の記事にまとめています。
社会保険の扶養は、加入先に確認する
夫の健康保険の扶養に入っている場合は、注意が必要です。健康保険組合によっては、個人事業主の扱いや収入の見方が異なることがあります。開業届を出す前に、加入先の健康保険に確認してください。
青色申告の控除が、扶養の判定にどう影響するか
税の計算と社会保険の判定では、収入や経費の見方が同じとは限りません。税で控除を受けても、社会保険の扶養の判定にはそのまま反映されないことがあります。ここは思い込みで進めず、加入先に聞くのが確実です。
夫に話していない場合の注意点
扶養の確認は、夫の勤務先を経由することがあります。家族に話していない方は、何を誰に確認するとどこまで伝わるかを、先に整理してください。話す・話さないの判断は家族への伝え方の記事も参考になります。
本厚木・海老名Cuteのキャストが取る進め方
まず、報酬と経費の記録から
出すか出さないかを決める前に、できることがあります。毎月の報酬と、仕事に使った支出を残しておくことです。Cuteでは報酬の支払い実績が分かる書類の発行に対応しているので、必要な場合はスタッフにお伝えください。
年間の稼働の見込みを立てる
事業として続けるのか、扶養の範囲で短く働くのかで、選ぶ道が変わります。シフト自由・ノルマなしなので、目標の金額から稼働時間を逆算できます。平均時給4,600円と時給保証を前提に、月の時間数を一緒に計算します。
通勤なら、経費の整理がしやすい
機材完備で手ぶらOKのため、自分で機材を買いそろえる必要がありません。支出の種類が少ないぶん、記録もシンプルになります。帳簿の負担を小さくしたい方には、この点も判断材料になります。
税の判断は専門家に、働き方の相談はCuteに
Cuteのスタッフは税務の専門家ではないため、個別の税額や区分の判断はできません。お手伝いできるのは、目標に合わせた稼働の組み方と、必要な書類の準備です。体験スタート応援金3.5万円、ノルマと違約金はゼロ。扶養の範囲で働きたい、年内の稼働を調整したい、という方はLINEでその前提を伝えてください。
※本記事は一般的な制度の整理です。税制は改正されることがあり、個別の取り扱いは状況により異なります。最終的な判断は税務署・税理士、社会保険については加入先の健康保険にご確認ください。